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出会えたり出会えなかったり season4

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09月の記事一覧
Posted on 00:24:34 «Edit»
2009
09/18
Fri
Category:日常

オフショアの季節 

今日も太平洋沿岸のクライアントのところに行ってました。来週前半は連休のためやや前倒しで準備を進めることにして、明日リースのハード機器をショールームに搬入です。ハード機材をそのままショールームに残し連休明けにセッティングし来週末イベント開催です。そのあと週明け三日間はキャサリン向けの講習会を行います。そしてその週の週末から翌週いっぱいは僕の個人的なイベントが待ち構えています。そのように頭の中で整理していくと連休明けからかなりハードなスケジュールであることにいまさら気づきました。それどころか連休中も個人的なイベントの最終的な準備のため大阪京都、そして会場となる民家のある田舎へと飛び回らなければなりません。ゆっくりできるのはもしかしたら今日だけだったのかもしれません。
ヒロシさんは今日も悲しげな雰囲気でアサミさんに連絡を取ろうとしていました。ですがやはりメールも電話もまったく通じません。いいかげん次行けばいいのになどと思いながらも頭をかかえるヒロシさんと一緒になって悩んでいたのですがひとついいアイディアを思いつきました。もし着信拒否されているなら僕のスカイプからなら電話を取ってくれる可能性があります。スカイプからの着信表示も+81とかではじまる怪しいものなのですがそれでも着信拒否の網は潜り抜けられると思います。ヒロシさんに提案してみたところもちろんやってみる価値はあるということでスカイプから発信してみることにしました。別にスカイプじゃなくて僕の携帯からかけてもらってもいいのかもしれませんがこういった出会いにプライベート番号を明かしてしまうことは僕のポリシーに反するのでやはりスカイプです。
そして思ったとおりスカイプからの発信はアサミさんとつながりました。脇でヒロシさんから発せられる会話の片道だけをきいていましたが、なんか暗いものでした。10分くらい話して「じゃあ、また」という言葉で通話を終えたあとヒロシさんは僕に向かって「終わった」といいました。それは会話が終わったのではなくてアサミさんと終わった、といことだとすぐにわかりました。夏休み、僕の作ったメールで説得されて実家に戻った時点でアサミさんの中ではすでに終わっていたようです。
「まあ、いいや。こういうこともある」ヒロシさんは一瞬だけ沈んだあと再び元気を取り戻して昨日会うことができなかったお姫様扱いされたい海豹にメールしてました。すぐに「もうメールしないでください」と帰ってきました。続けて昨日キスだけしたアリクイにもメールしましたが今度は1時間たっても返事はきませんでした。

「まあ、こういうこともありますよ」
今度は僕がヒロシさんにそのように言うと、二人で太平洋沿岸を後にしました。今日はwebbie
でオフショアの波に向かい呆然と立ち尽くすヒロシさんの寂しげな後姿をムービーに残しました。
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