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出会えたり出会えなかったり season4

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Posted on 02:36:23 «Edit»
2020
07/13
Mon
Category:日常

 

梅雨も中盤から後半へ移ろいなかなかハードな雨降りの日々が続きます。

今日も目覚めと共に嫌な雨音が寝室の窓に反響するのを聞きながら気分は沈みがちとなります。

玄関の雨がかからない部分まで妻に見送られた私はポーチを少し進んだあたりでやや大振りの傘を開きバス停へ向かいました。

柄の部分が重厚感のある木材で仕上げられているその傘はもう10年近く使い込まれており、もはや雨の日の私の体の一部になっていると言っても過言ではありません。

柄の部分には私のグリップ痕が私の掌から分泌される謎の酸性粘液と共に染み込んでおり、この傘と共に歩んだ私の10年弱を窺い知ることが可能です。

バス停に到着するとすでにバス待ちの列が完成しており、私もその列の最後尾にとりつこうと歩を進めます。すると私の斜め後方から女子高生が小走りでやはり列に並ぼうと私と同じポイントに向かって来ました。

私は意識的に歩行速度を緩め、小走りの女子高生を私の前に並ばせることに成功しました。

私にとって女子高生を前に入れる事に意味があったのは多分3年前までのことでしょう。

利用している路線に低床式のバスが導入されて以来、ステップの段差により前に入れた女子高生の臀部が私の鼻先にポジショニングされる事は二度となくなりました。

それでもなんかいい事ありそうな気がして私は相変わらず女子高生を前に入れます。とほほ



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