出会えたり出会えなかったり　season4

朝ヒロシさんを乗せてから現地に向かいました。雨と風が凄くて運転しずらかったです。現地に着くと技術の人達がどうやら徹夜だったらしく疲労困憊でおにぎりと豚汁の朝食をとっていました。やたら美味しそうでそばでジロジロ見ていたら技術の主任さんが｢まだあるから食べていいよ｣と言ってくれたのでご馳走になりました。たまらなくおいしかったです。ﾋﾛｼさんに｢お前何食べても美味い美味いって食べるよなー｣と言われました。言われてみれば普段食事をとる店でまずいお店っていうのは思い当たりません。なぜでしょうか。でも何を食べても美味しいので仕方ないです。

準備作業は予想以上にスムーズに進み大きなトラブルもなく今日の予定は完了です。来る前は泊まり込みを覚悟していたのですが夕方には帰る事ができました。ただ、明日の朝が早いので出来れば泊まり込む流れにもっていきたかったのですが明日の朝が大変そうです。それと今までの経験上準備があまりにもスムーズに終わってしまうと本番で大きなトラブルが発生する確率が高いような気がするのがちょっと嫌です。

仕事中にフクさんからメールがきました。｢あたし、今日ひまなんだよねー 夜まで時間あるからこっちに来れない？｣と言ってきました。そんなこと考える余裕も無いくらい仕事に打ち込んでいる最中でしかも相手がフクさんだったのでもうなんか頭がクラクラしてきました。無視し続けることに決定です。

帰りの車の中でﾋﾛｼさんがため息をつきながら｢あー 泊まりたかったなー｣とつぶやいてました。昨日の｢きがねなく過ごせた｣という発言もあったので少し気になって｢家に帰りたくないんすか｣と聞いてみました。ﾋﾛｼさんは｢そういうわけじゃないけど、まだなんか相手の事がよくわかってないところがあって少し気を使うんだよね｣といっていました。｢知り合ってから一緒に暮らすまでの期間が短かったからかも知れませんねー｣と言うと｢それだよなー｣ともういっかいため息をつきながらいっていました。

ヒロシさんを送ってから部屋に戻りました。彼女はいつもどおりこたつで寝ていました。挨拶がわりに襲っておきました。