出会えたり出会えなかったり　season4

けいこさんの会社のPC入れ替えの最終打ち合わせのために会社にいたらヒロシさんが顔を紅潮させて入って来ました。で、いきなり「ウメさんすげえ」と言ってました。よくわからなかったので聞いて見たらなんとウメさんにマッサージして貰ったそうです。しかもお金払ったらしいです。僕の話を聞いていて我慢出来なくなりトメさん経由で連絡を取ったら1時間5,000と言われてしまいそれでもよく考えたら普通のマッサージより安いと思いお願いしたとの事です。もちろん目的はてこきだったのでやって貰ったのですが1分くらいしか持たなかった、と目を潤ませていました。「連続技はどうでしたか」と聞いて見たら連続技は出来なかった、と今度は寂しそうに目を伏せていました。やはりウメさんの技はどこに出しても恥ずかしくないものだったようです。

それにしてもヒロシさんの行動力はすごいです。話を聞いたからといってトメさんに連絡取るなんてなかなかできないです。5,000円なら安いからまたお願いするそうです。こうやってウメさんは固定客を増やしてるんじゃないかと思います。やはりウメさんのマッサージには標準でてこきがついてるんだと確信しました。

そんなことを考えながらトラベラーズノートをめくってたら、ウメさんに関するメモを発見しました。一瞬記号の意味がわからなかったのですがすぐに思い出しました。林さんの会社のイベント予算増額の企画にウメさんのマッサージコーナーを提案すると言うものです。思い付いたときはイベント会場でてこきするウメさんを想像して、ただ吹き出してただけでしたがいま考えたら提案してみる価値はあるかも知れないと思えて来ました。イベントにくる年齢層的にはベストマッチです。あとはイベントとの関連性をどうやってでっちあげるか、です。林さんのところでマッサージチェアみたいな感じの製品の取り扱いがあれば強引に結び付けられます。その製品の売上アップを予算増額の理由としても採用出来ると思いました。ただ、取り扱っている製品を今まで見てきた中ではマッサージチェアは望みうすです。

一応社長であるヒロシさんに相談してみたらgoサインが出たので林さんに電話で問い合わせて見ました。結果は残念ながら椅子の取り扱いはやはりないそうです。理由を聞かれたのでマッサージの件を話して見たら「面白いかも。」とのことだったので明日企画を持ち込んで見ようかと思います。でもあんまり期待は出来そうにありません。

電話を切ってから駄目元企画の資料をヒロシさんと手分けして作りました。ついでにトメさん経由でウメさんに今回の事を話して企画が通ればという条件付きですがスケジュールをあけておいてくれるように頼みました。

とりあえず今日中に資料を作ろうと思います。