出会えたり出会えなかったり　season4

企画書が完成しました。やっぱり三人がかりだと早いです。トメさんは今日も来ていて早くも講習のシナリオを作ってました。セキュリティ関係は以前散々やってきたらしく結構慣れた感じでテキストに入れてない難しい用語なども駆使してかなり偉そうでした。それが少し気に入らなかったのでまた羽交い締めにしました。前にうちの会社で仕事した時は吉田さんとの恋愛が絶好調の時期で見せつけられたものですが今となっては逆にトイレに行くときも吉田さんがいないことを確認してから会議室を出る始末です。「そんなに吉田さんと会いたくないならここですれば」と気を利かせてバケツを持ってきてあげたのですが「いやいやあたしはそっち側じゃないから」と昨日に引き続き性癖を明確化してました。それが少し僕の触角に触れたのでまた羽交い締めにしてヒロシさんに責めてもらいました。三度目だったのでヒロシさんもエスカレートしてきてちんちんをトメさんの股間になすりつけてました。「ちょっとちょっと」といいながらトメさんの方もまんざらでもなさそうでした。まったく変態です。

午後になって福笑いからメールが来たので会社の近くにあるコーヒーショップ
へ向かいました。ずっと会社にいたので気分転換に脳内福笑いもいいでしょう。ところが実物の福笑いはそれほど福笑いっぽくなくて買い物に来ているはずなのになぜか着用しているかちっとしたシルエットのスーツが似合うなかなかスタイルのいい人でした。顔も福笑いの面影は払拭できていないものの和風な美人系の感じで、なんかお茶だけで終わるのがもったいないような気がして来ました。４０歳と言ってたけどそれより若く見えます。いままでの出会いで不特定多数の男性と持った性交渉が彼女を磨いたのでしょうか。コーヒーを飲みながらいろいろ話してたら福笑いはキャサリンと同じ業界で働く離婚歴ありな４２歳であることが判明しました。４２歳で３５?ほど引きましたがそれでも踏み留まりました。僕の方は青森県からきた素人童貞でサイトに登録した目的はもちろん素人童貞じゃなくなることです、と自己紹介しました。しかし福笑いに頭から嘘と決めつけられてしまい方針転換を余儀なくされました。「誤解しないでね。営業目的で会うんじゃないからね」という言葉に少し好感を持ったので「じゃあ、セックス目的ですか」と聞いたところ「相手次第だわね」と言ってまし
た。二時間ほど話し込んでから会社に戻りました。次に会う約束はしてないのですがなんか次がありそうな感じがしてます。

企画書はプロトタイプがほぼ完成し、明日約束のクライアントに持って行く予定です。