出会えたり出会えなかったり　season4

会社のお花見に行きました。寒かったのですが会社行事なので仕方なく参加しました。明日は他の会社の花見にも誘われているのですが天気が悪そうだし土日を花見三昧で潰したくないのでパスです。彼女の方も今日自分の会社でお花見会があるらしいのですが僕の会社のお花見に参加しました。理由は多分昨年のお花見で僕の会社のいろんな人から｢かわいいねえ｣を連発されて気をよくしたためだとおもわれます。

朝１０時に行くと既に場所取りの人達が酔っ払っていました。昨年は僕とヒロシさんで場所取りしました。今年もほっておいたら当番にされそうになったので強行に反発し千葉の営業所の人に代わってもらいました。

お花見にはヒロシさんもママさんの娘を連れて現れました。はるこさんの事を聞きたかったのですが彼女がくっついたままだったのでなかなかタイミングがありませんでした。でもそのうち彼女とママさんの娘が打ち解けて話し始めたので隙をツイてヒロシさんにはるこさんとどんなやり取りをしたのか聞いてみました。そうしたらヒロシさんはメールの一部を見せてくれました。（会ってもいいけどおばさんだよ）（おばさんでもいいです。こんなに気さくに話せる人はあなたが初めてです）見たいなかんじで５６歳というキーワードはどこにもでないままで会話が進んでいました。｢おかあさんな事は言って来なかったんですか｣と聞いたのですが元々マツさんからのメールがきっかけだった事を隠し通して会話を続けてきたのでおかあさんは話しの流れ的にでる可能性は無かったようです。ちなみにはるこさんとは別れるときに次に会う約束まで具体的にしてしまったそうです。またく性の申し子です。でも５６歳と知ってしまった今、今度やってるときに吐いちまうかもしれないとヒロシさんは表情を曇らせていました。

１６時前になって空模様がやばそうになってきたので帰ることにしました。寒さもあってみんなばらばらと帰り始めていたのですが酩酊している部長や中川さんは天候も気温も関係なく夜まで居座りそうな雰囲気でした。特に中川さんは日頃溜まったものを部長に絡むという形で発散していました。たちが悪いです。

帰りは電車で途中までヒロシさん達と一緒に帰りました。乗換駅でヒロシさん達と分かれて彼女と二人になったときいきなり彼女が｢あたしたちって半年後に結婚するの？｣と聞いてきたのでびっくりしました。確か引っ越し祝いの時ママさんの娘に適当にそんな話しをした覚えがあります。それが多分今日彼女に伝わったのだと思いました。吊り革につかまりながら半年後に結婚しても別にいいかなと思ったので｢そうだよ｣と答えると彼女は｢おおー｣といいながら目をキラキラさせました。