出会えたり出会えなかったり　season4

涙の休日出勤でした。イベント用機材の購入手続きの書類をヒロシさんとともにつくっていました。機材の量が多いので早めにしあげて月曜日に課長の許可をもらわないとなりません。できれば昨日失踪していたヒロシさんに全部やって欲しかったのですが事情を聞いたら会場を押さえるために駆けずり回ってた、とのことでサボっていたわけではないらしいです。とりあえずベイサイド地区のホテルの大会議室を二日間予約できたとのことです。

イベント機材については当初新品を購入する予定だったのですが、課長の知り合いの会社が2年落ちのものを一括で新品と入れ替えるとの情報を得て、今日の午前中現物を見に行ったら全然使えそうだったので譲ってもらうことにしました。これでかなり予算が抑えられそうです。

申請書を書きながらヒロシさんは「あー疲れた」を連発していました。昨日もこいけさんとやってしまったらしいです。おまけに一昨日はウメさんのお店にまで遠征して、いったい何回射精すれば気がすむのでしょうか。僕が「こいけさんが出て行くまでの辛抱ですよ」といったところ、「どうなのかなあ」と微妙な事を言ってました。こいけさんは新しい部屋を探している気配が全くない上に友人たちにヒロシさんの住所を新住所として（引っ越しました）メールを大量に送っていたらしいです。文末に（ぜひ遊びに来てください）とまで書かれていてまるでヒロシさんの部屋を自分の新居扱いしているようです。

「それはまずいですねー」と僕は結構ヒロシさんに同情したのですがヒロシさんは「まあ、気長にまつさ」とこいけさんの存在をあまり苦にしていないみたいでした。あれほど心の重荷だったこいけさんなのに思わぬ心境の変化だと感じました。もしかするとヒロシさんはこいけさんのマジックがやみつきになってしまったのかもしれません。思わず「そんなに気持ちいいんですか」と聞いてしまいました。もちろん（そんなわけないだろ）と否定してくるかと思っていたのですが「まあね。あんなのはじめて」と頬を赤らめながらこいけさんのマジックを肯定してました。

僕はますますこいけさんのマジックについて興味をもちました。いてもたってもいられずに「どんなわざ使ってくるんですか」と聞いてしまいました。そしたら答えは単純で「フェラチオがめちゃめちゃうまい」とのことです。僕は「へえー」と思いました。いままでの経験上、間違いなくナンバー1だそうです。あんな感じのこいけさんですがなんと極上のフェラチオ使いだったわけです。人は見かけによりません。極上のフェラチオ使いのくせに飲み会の時は嫌らしい話題に入ってくることもできずにただ顔を赤らめてうつむいていたこいけさんだったのです。とほほ

もっとすごいマジックなのかと思ってたので少しがっかりです。

休日出勤なのでもちろん彼女のご機嫌が曇っています。よって仕事が終わったあとは焼肉にいく予定です。