出会えたり出会えなかったり　season4

昨日は会社のお花見でした。結構寒かったですが会社の公式行事なんで我慢して参加しました。僕があまり乗り気じゃないのとは対照的に彼女は結構楽しみにしてたみたいです。彼女の会社は土日が完全に休みにならないのでメンバーのスケジュールが揃わず、そういったお花見的な社内行事はあまりありません。なので僕の会社でなんかあると必ずついてきます。行くといろんな人から「かわいいねー」と言われるのもくせになってるみたいです。

昨日も部長とか課長に「いやーかわいいお嬢さんがきたなー」とかいわれてかなり気分をよくしていました。部長たちも言い過ぎです。若手の女子が彼女しかいないのでもう、お姫様状態です。ただでさえ日頃から姫なのにこういった場ではあまり乗せないでほしいと思いました。しかも「こどもはまだなの」と聞かれて「まだこっちにいます」と僕のちんちんを指さしてしまいかなりの爆笑を誘っていました。さすがなにわの女です。

ヒロシさんはささきさんと来ていました。こんな公式の場にいいのだろうかと思いましたがクライアントとしてゲスト扱いでした。彼女から「ヒロシ、また女かえたの」と聞かれましたが「いや、しらない。あれは林さんのところのアシスタントの人だよ」とフォローしておきました。

酒が絡むとやけに時間に正確な中川さんもちゃんときていて部長に絡んでいました。会社の標準支給品としてポメラを認定するように執拗に要求してました。部長は「会社標準はおれじゃ決める権限がない」と困り果ててましたが「それを認めさせるのがエリアマネージャーのちからだろ」とかなり強硬な姿勢で望んでいました。二人は同期なのでいつもこんな感じです。最初の頃は二人のやりとりをいつもハラハラしながら見ていたのですが、もう、なれました。

そのうち彼女とささきさんがなんか話し始めました。ヒロシさんを通じてささきさんに僕の日頃の行いがささきさんにも伝わっているんじゃないかとちょっと不安な気持ちになりましたがふたりけっこうにこやかに談笑していてそんなまずそうな感じではなかったので少し安心しました。念のためヒロシさんに「やばいこと話してないですよねー」と確認したら「そういう空気は読める人だから大丈夫」とささきさんを信頼しきってました。確かにささきさんは大人で普通以上に常識があるひとなんで大丈夫でしょう。ツルさんの件はメールの返事が来て、そんな態度をとったつもりはないんですけど誤解を与えたならごめんなさい。と言われたそうです。週明けにツルさんの営業所に言ってちょと仕事ベースの話をしてくる、と言ってました。

１７時過ぎくらいにお花見が終わり、後片付けを終わらせてから帰ってきました。途中までヒロシさんたちと一緒に帰ってきたのですがいまからささきさんを送っていくそうです。わざわざ女性を電車で送っていくとはまったくいつものヒロシさんらしくありません。なんかヒロシさんが普通の人になってしまったようでつまらないです。ヒロシさんたちと別れたあと彼女が「絶対あのふたりつきあってるよね」と言ってきました。僕は「いやーしらない」ととぼけておきました。

今日は今から歩くらしいです。こないだ通った桜のトンネルまでいらしいんでとりあえずペットボトルの水を確保しておこうと思いました。