出会えたり出会えなかったり　season4

予定通りﾋﾛｼさんと共同案件の現場に行って来ました。今日は会場となるホールを管理している役場の担当者に年明けの挨拶をするのが目的でした。イベントが３月なのでここの現場にはそろそろ週１回のペースで顔を出すことになりそうです。行く途中東関道を走りながらﾋﾛｼさんに週末のことを聞きました。宣言通り家には帰らなかったそうです。それどころか月曜日もママさんの娘の部屋で過ごしてしまい今日の朝一回家に戻って着替えてから出勤したと言うことです。僕はﾋﾛｼさんの彼女に泊まらないで帰る予定と言ってしまったことがかなり失敗なことに気づきました。ﾋﾛｼさんのアリバイ工作に一枚かんでいる事がばればれです。もう、ﾋﾛｼさんの彼女からの着信は取るのを辞めようと思い酒々井のパーキングエリアで車を止めたときに着信履歴からﾋﾛｼさんの彼女の電話番号を着信拒否設定しました。

役場に到着してホールを管理する担当の人に挨拶をしてしばらく雑談してから今後はちょくちょくお世話になることになるのでよろしくお願いします、と丁寧に挨拶してから役場をあとにしました。課長から「ああいう田舎の役場の人間にはしっかりと筋を通した営業をしないとへそまげるから気をつけろ」と言われたのでその通り会話にも気を遣い丁寧な応対に徹しました。

役場の食堂で昼食を取ったあと、帰ろうとするとﾋﾛｼさんに「ちょっと待った」と言われました。何だろうと思っていたらどうも助手席で究極のアンバランスカオリさんに会うべきかこのまま帰るべきか葛藤しているようでした。「２００９年運命の人に出会ったんだから、カオリさんはやめましょう」といい加減うんざりしながら提案してみたら「それもそうだな」と納得してました。メールのやりとりではこないだから１１ｋｇやせたらしいカオリさんですが今度は運命の人という言葉に洗脳されてしまったらしいﾋﾛｼさんは「あいつはもういいや」と言ってました。僕はふとカオリさんはこのまま放置されたらいったい何キロくらいやせるんだろう、と考えたりしましたがすぐに忘れました。

帰り道に今度は今後の展望についてﾋﾛｼさんに聞いてみました。ﾋﾛｼさんは「今日ちゃんと話をつけて決着をつけるつもりだ」と言っていました。大変そうだなあと思いました。確か今の彼女と一緒に暮らし始めたのが昨年の４月くらいなので約１０ヶ月です。その１０ヶ月を大晦日に知り合ったばかりの女性のために捨てられるものなのかなあと思いましたがやはり２００８年度運命の人よりも２００９年度運命の人のプライオリティの方が高いのだと納得しました。けいこさんに続き僕の身近な人がまたパートナーと別れてしまいそうです。ママさんの娘は見たことがないのですがﾋﾛｼさんの今の彼女は結構綺麗な人なのに少しもったいない感じもします。

「これから家で話し合うから」と言うことでそのままﾋﾛｼさんを自宅まで送ってから会社に戻りました。